阪神掛布雅之GM付育成&打撃コーディネーター(DC=58)が「北條スタイル」の完成指令だ。30日、兵庫・西宮市内の鳴尾浜で合同自主トレを視察。雨のため室内練習場で打ち込む野手陣を見守った。春季キャンプ安芸組で楽しみな選手に2年目北條史也内野手(19)を挙げながら、課題を突き付けた。

 「北條は北條を作り上げなきゃダメだね。上(1軍)に上がるためには確実性を磨くこと。安心して見ていられる選手になってほしい」

 北條はルーキーイヤーの昨年、2軍戦で打率1割9分9厘。光星学院時代は3年夏の甲子園で4本塁打するなど、長距離打者として鳴らしたが、掛布DCは「プロでは40本も打てるわけではない」。プロ入り後は、打順もつなぐ役割の多い2番に座ることが多く、北條自身、小技も身につけてきた。競争の激しい世界を生き抜くため、1発よりも、確実性アップを求めたのだ。

 掛布DCは「練習より実戦で目立つ選手」と語るなど期待の裏返し。11日から実戦が組まれており、北條は「練習試合も多く組まれているので、結果を求めてしっかり準備したい」と意気込んだ。試合で最大の力を発揮し、アピールする。【宮崎えり子】