もちろん開幕はマエケン!
広島野村謙二郎監督(47)が1月31日、キャンプに向けて宮崎・日南市内の宿舎に入り、早くもエース前田健太投手(25)を3月28日中日戦(ナゴヤドーム)の開幕投手に指名した。これまでで最も早い指名で4度目の大役を任せ、絶対的エースへの信頼感を示した。昨季、16年ぶりAクラスと躍進したカープが上り詰めるシーズンの始まりだ。
この男しかいない。絶大な信頼を寄せるからこそ、野村監督は就任5年目で最も早くエース前田を開幕投手に指名した。キャンプ地の宮崎・日南に入り、宿舎で全体ミーティングを終えた直後。きっぱりと言い切った。
野村監督
決まっています。当然エースでいく。まだ伝えていないけど、本人もそのつもりだと思う。予定通り順調に行ってくれれば一番。
まだブルペン投球すら視察できていない状況。もちろん万が一の故障など有事があれば計画を変更せざるを得ないが「最高のスタートを切る上で、エースでいくのが一番」と力を込めた。
1月上旬には3年目の野村が開幕投手に意欲を見せていた。「祐輔(野村)も自信があるから、そういうコメントが出てきたんだと思う」と熱い発言を歓迎した上で、あらためて「前田で開幕」を明言した。
すでに前田やバリントン、野村といった主力にはシーズンに向け、球数、実戦登板の時期や回数など具体的な調整プランを首脳陣に伝えさせてある。早くも開幕試合の3月28日中日戦に照準を定めることが可能となり、エースは感謝した。
前田
そう思って準備してきたけど、モチベーションにはなる。早めから言ってもらえて、すごくうれしい。それだけ信頼してもらっているということですから。言われたからには、しっかり務められるようにしないと。ケガをして務められないとか、そういうことにならないようにしたい。
開幕投手は10年から3年連続で前田が務め、昨季は前田が3月WBCでフル回転した疲労もあってバリントンが登板した。過去最速での公開指名となり、キャンプ中に正式通達される見込みだ。
中日は昨季4試合先発で3勝1敗、防御率0・96と圧倒した相手。「自分が万全の状態で準備すれば、相手は関係ない」。開幕必勝態勢を取り、野村カープのキャンプが始まる。【佐井陽介】



