ソフトバンクの東浜巨投手(23)が「重いアドバイス」を授かった。18日、宮崎キャンプを視察した清原和博氏(日刊スポーツ評論家)から内角攻めの重要性を説かれた。2年目右腕はオープン戦初戦となる22日西武戦(宮崎アイビー)に登板が決定。同じく登板予定の大場との“ドラ1右腕バトル”を制し、開幕ローテ入りをアピールする。
意外なツーショットが実現したのは、投手と内野手の連係プレー練習の時だった。ともに甲子園を沸かせた者同士。東浜は、身ぶり手ぶりを交える清原氏のアドバイスに、熱心に聞き入った。「インコースを突いていってやれと言われました。そうすると攻め方の幅が広がると」。内角攻めの勧めだった。
東浜の投球スタイルは、外角低めへの糸を引くような直球が持ち味。そこにケンカ投法がうまくスパイスされれば、昨年の3勝から上積みが期待できそうだ。清原氏からは、ベルト付近より胸元や膝あたりが効果的と、具体的に指摘された。歴代最多196死球を受けた“死球王”の言葉だけに「ああいう人に言われると違いますね」と刻み込んだ。
助言を生かす絶好の機会が目の前にある。明日20日からの第5クールから、キャンプは実戦モードに突入する。東浜は22日のオープン戦初戦、西武戦に登板が決まった。ブルペンで72球を投げ「内容と結果の両方にこだわっていきたい。まだ時間があるのでしっかりと頭を整理したい」と意気込んだ。
小川ヘッドコーチはオープン戦について「内容といっても(判断が)難しい。やっぱり結果を出さないとね」と各選手に期待した。東浜はここまでシート打撃、紅白戦といまひとつだけに、結果を出して巻き返したい。同じ先発候補の大場とのアピール合戦が、その第1歩となる。【大池和幸】
◆清原氏と死球
通算死球196個は、2位の竹之内166個を大きく引き離して1位。89年9月23日のロッテ戦では、平沼から左肘に死球を受け激高。バットを投げ、投手に突進して体当たり。プロ生活23年で1度だけの退場処分を受け、2日間の出場停止となった。97年8月の阪神戦では藪から左腕に死球。指を3本立て「これで3度目やぞ」と詰め寄った。



