中日の谷繁チルドレンが躍り、巨人のお株を奪う猛攻で快勝だ。18日、那覇での練習試合で実現したライバルとの初対決。若手と外国人中心の構成ながら、打ってはアレクシス・ゴメス外野手(35=米独立リーグ)、福田永将内野手(25)の1発競演など18安打で12得点。投げては開幕有力の大野ら5投手が10安打されながら3失点にまとめてハイタッチだ。

 谷繁元信兼任監督(43)は「キャンプでやっていることをグラウンドで表現してくれた。前回できなかった選手も今日は必死にやって結果として出した。(目立った選手は)全員です」と大満足だった。特に3回はつなぎの打撃が生んだ8本の集中打に加え岩崎らの積極走塁も光った。11人攻撃で7得点。マルチ安打の工藤や高橋周、松井雅らはもちろん、15日の韓国・KIA戦で結果を出せなかった福田、岩崎、谷らの挽回が頼もしく映った。

 「巨人戦の意識はあまりなかったです。シーズンの1勝になるなら気にしますけど」。痛快過ぎるG倒には無関心を装った。だが14日に行った佐々木主浩氏(45=日刊スポーツ評論家)との対談では「同じチームに3連覇されたら恥ずかしい」と宣戦布告した相手だ。この日も選手谷繁は温存して監督業に専念し、5回には就任初サインのバントを谷が成功。8点リードでもいやらしい采配で加点を導くなど巨人にも手ごわい印象を植え付けたはずだ。

 KIA戦に続く連勝発進で、2試合で29安打21得点。「投手陣はもう少し粘りがほしいけど、全体的に変な形は出ていない。でもずっと調子よくいくとは思ってない。周平も結果は出ているけどまだまだと言うことにしといて下さい」。今日19日のヤクルト戦でも竜の大変身を見せつける。【松井清員】