広島からFA移籍の巨人大竹寛投手(30)が、実戦初マウンドで持ち味を発揮した。先発で2回を投げ、2安打無失点。両コーナーに丁寧に投げ分け、大半を低めに集めた。「振ってくる打線に対して、ファウルを打たせながら、アウトを取れた。いつでも点を取られたくないですし、ゼロに抑えられて良かった」と安堵(あんど)した。
ハイライトは2回だった。無死一塁、2ストライクからシュートで詰まらせ、併殺を奪った。「持ち味はシュートなので。ゲッツーが1個とれたことは収穫です」と納得した。試合前、ルーキー小林と話し合って、「内角の使い方」を確認。「強気な攻めをしてもらった」と感謝した上で「しっかりインコースを攻められた」と振り返った。
移籍後初の実戦にも、普段通りだった。「少しずつ緊張が高まってきた」と言ったが、投球前、いつものように帽子のつばを見つめた。「自分のルーティン。試合モードに入っていけた」と集中力を高めた。小林とのコンビにも「盗塁を刺してもらって、助かった。肩も強いし、頼もしいなと思います」と新人をねぎらった。巨人の「寛ちゃん」が上々のデビューを飾った。【久保賢吾】



