西武中村剛也内野手(30)が20日、紅白戦を回避した。18日の練習中に左脇腹に違和感を訴え、大事を取った。試合前のウオーミングアップ中に本隊から離れ、室内のウエートトレーニング場へ入った。

 伊原監督は「やればできるけど、無理にやらせることはない。全然、心配していない」と軽症を強調した。出場予定だった今季初実戦のオーダーから外したが「今バチンとくると開幕に間に合わなくなる。3月に入ってからだと、ちょっと痛いけど、まだ全然」と話した。

 本来なら3月5日の中日とのオープン戦までは、試合には出場せずマイペース調整の予定だった。現段階では症状は軽く、病院に行く予定もないだけに早期復帰が見込まれる。中村本人は「ノーコメントです」とだけ話し、早々に宿舎へ引き揚げた。【為田聡史】