プロ野球の楽天が、14日から静岡・草薙球場でミニキャンプを張り、15日と16日には同球場でヤクルトとのオープン戦(午後1時試合開始)を実施することになり10日、同球団の池田敦司副社長らが県庁に川勝平太知事を表敬訪問した。

 川勝知事は「リニューアルした草薙球場に、日本一の楽天が来てくれてとてもうれしい。これからもずっと使ってほしい」と歓迎。さらに「本拠地の球場の規模も2万2000人でしょ。草薙球場も2万2000人なんです。(楽天のことを)考えているんです。ぜひ、静岡にも来てほしい」と、公式戦での草薙球場使用を訴えた。

 一昨年も楽天は草薙球場でオープン戦を予定していたが、雨天中止になってしまったという。リニューアルで雨天練習場も併設された同球場を視察した池田副社長は「雨でも練習できますね。パノラマシートは仙台とそっくりです。歴史と伝統ある球場でグラウンドも立派です」と話した。

 川勝知事から同球団に「しずおか食セレクション」認定商品の100%ストレートジュース「ピュアレスト蜜柑」などが寄贈され、球団からは、背番号223(富士山)の楽天のユニホームが川勝知事に贈られた。