昨季限りで27年の現役生活を終えた山崎武司氏(45)が20日、中日の球団事務所で引退試合のために異例の「1日契約」を結んだ。記者会見で「最後の晴れ舞台。大いに楽しみたい。ユニホームを着てお別れできるのは幸せ」と笑顔を見せ「豪快なフルスイングを見せたい。まぐれでもヒットにならないかな」と、意欲を語った。

 21日楽天戦(ナゴヤドーム)1試合限定の契約で、日本野球機構によると「1日契約」は初。谷繁兼任監督は「スタメンです」と、4番指名打者での先発出場を明言した。背番号は昨季までの「7」でなく、プロ入り時の「22」。西山和夫球団代表(65)によると年俸は「日割り計算で数万円」で、1万4500円程度とみられる。