<巨人1-4広島>◇8日◇東京ドーム
開幕からコイの季節だ!
広島が同率首位で迎えた巨人との直接対決を制し、単独首位に躍り出た。先発野村祐輔投手(24)が、6回を6安打1失点の好投で今季2勝目。プロ3年目で巨人戦初勝利をマークした。打ってはブラッド・エルドレッド内野手(33)が2安打1打点の活躍で勝利に貢献した。
野村が巨人の強力打線を相手に粘りの投球でしのぎ切った。6回を投げ、6安打1失点。見事に開幕2連勝を決め、東京ドームに集まった赤ヘル・ファンを思い切り沸かせた。
「5回のピンチを粘れて良かった。(今季習得した)シュートが要所でうまく使えた」
2点リードの5回、坂本と橋本の連打で1点を返されたが、1死三塁から代打の矢野、長野をともにチェンジアップで空振り三振に斬った。シュートで内角を意識させ、最後は得意の球で仕留めた。
巨人戦はプロ3年目で初勝利だ。昨秋のCSファイナルでは望みを絶たれる3敗目を喫した。その悔しさをバネに、リーグ3連覇に挑む王者との今季初戦でナイスピッチングを見せた。
野村を支えたのは好調エルドレッドだ。1点リードの3回2死一、三塁、巨人2番手の笠原の内角低めフォークに食らいついた。カウント2-2と追い込まれながら丸太のような腕をたたみ、詰まりながら左前に持っていった。貴重な2点目をたたき出し、チームの雰囲気を盛り上げた。
「追い込まれていたけど、うまく対応できたね。いいタイムリーになったと思うよ」
王者巨人と同率首位で迎えた敵地での攻防戦。口火を切ったのも4番エルドレッドだった。2回、先頭で先発内海に追い込まれ、見逃せばボール球かと思われる内角直球を詰まりながら中前へ。1死二塁から6番広瀬の中越え適時二塁打で先制のホームを踏んでいた。2打席連続で難しいボールをヒットゾーンに落とし、2打席目を終えて一時は打率を5割に戻した。
6日DeNA戦で無安打に終わるまで、開幕から7試合連続安打を記録。当初は6番を打っていたが、4日DeNA戦から4番に昇格した。荒々しかった大砲が来日3年目を迎えて確実性を身につけ、好調カープの原動力となっている。役者たちの活躍で広島が単独首位に立った。



