<ソフトバンク14-3西武>◇27日◇ヤフオクドーム

 ヒット職人も博多どんたく祭りを前祝いだ。ソフトバンク長谷川勇也外野手(29)が自身2度目の1試合5安打をマーク。打率を4割2分まで上げ、内川を抜いてリーグトップに返り咲いた。

 1点を先制された直後の1回2死一、二塁。西武レイノルズの内角カットボールを右前へ同点適時打。「あれが一番大きいでしょ。冗談ですけど。ギータ(柳田)の満塁本塁打にかき消されましたけどね」と笑った。

 3、6回も先頭で出塁し得点に結びつけた。7点差がついた7回も左前安打でチャンスを広げダメ押しの4点につなげた。「点差がついても雑な打撃をしてしまうと悪い癖がつく。結果とともに内容もいい5打席でした」と集中力を切らなかった。

 打撃の職人が、この日は守備でも見せた。7回1死、大崎のファウルフライをスライディングキャッチ。フィールド席のすぐ横が落下点。「僕が足から行く方が危険ではない」と全速力で背走してきた本多を大声で制し、本多がフェンスに激突するのを回避させた。

 25日からの西武3連戦に入る前の3戦は13打数1安打だった。「(24日の)福岡に帰ってきてからの練習も悪かったが、悪い部分がハッキリ出たので修正ポイントを当てはめやすかった。言っても分からないでしょうが」と独自のヒントを自分で見つけ復調。この3連戦では12打数10安打1本塁打2打点と大暴れした。前日26日の西武戦から7打席連続安打を継続中。「そんなものはどうでもいいでしょう。自分の打撃をするだけです」。明日29日からの首位攻防でも長谷川が安打を積み重ねる。【石橋隆雄】

 ▼長谷川の1試合5安打は、13年9月4日の日本ハム戦(東京ドーム)と並び、自己最多。