日本ハム栗山英樹監督(53)が、二刀流の大谷の投手起用で「ゴールデンウイーク」を導入することを明かした。プロ入り初めて、先発投手の基本パターンの中6日での登板を運用してから一夜明けた28日、今後の見通しを説明した。野手出場もする肉体的負担を考慮しながら“大型連休”も取り入れてローテーションに組み込んでいく方針を示唆した。

 青写真を描いていた。栗山監督は「中6日を2、3回やったらしばらく空けてとか考えている」と、投手・大谷の登板プランの骨格を説明した。今回は公式戦で常時、試合開催日の日曜日に先発。変則日程の5月からの交流戦でも規則的に中6日で登板は可能だが、リセット期間を設ける。過度に連続しての中6日を避けて休養を入れ、故障などを未然に防止することを優先し1年間、フル稼働させるのが狙いだ。

 まだ心身ともに発展途上の19歳。指揮官は「体をしっかりさせないといけない。技術もバック(後退)してしまう」との心配がある。プロ初黒星も十分に先発投手の適性を見せて戦力としては魅力的だが、大器の将来展望を重視。大投手&大打者への道を、長い目で見ながら示していく。【高山通史】