<中日2-3巨人>◇5日◇ナゴヤドーム

 あぁ不完全燃焼…。中日が3年ぶりの5カード連続負け越しだ。9回1死一塁。1番大島の放ったライナーは横っ跳びした坂本のグラブに収まった。フルカウントのためスタートを切っていた一塁走者エルナンデスが戻れずダブルプレー。満員のナゴヤドームに、ため息が充満した。この日は選手が青色のサードユニホームを着用する「燃竜(もえドラ)」初日だったが、燃え上がるはずの炎はいつの間にか消えていた。

 1つのプレーを境に炎の勢いが弱まった。2-2と同点で迎えた5回2死一、二塁。巨人長野の遊ゴロでチェンジのはずが、二塁荒木の捕球ミスでまさかの失点。結局、これが決勝点となった。逆シングルでキャッチして体勢を崩した遊撃堂上直の送球も少しそれたように見えた。だが、荒木は「あれは俺が捕らないといけない」と責任をかぶった。

 炎が再燃することはなかった。6、7、8回と得点圏に走者を置いたが、どうしてもあと1本が出ずゼロ行進。序盤に先制し、巨人よりも多い8安打を打っても勝てず。谷繁元信兼任監督(43)の会見での第一声は「もう1本というところ。今日は最後までそういうところ」だった。これで首位とのゲーム差も、今季最大の8となった。

 「燃えドラ」は今季が2年目。今季はあと7試合ある。赤い戦闘服で臨んだ昨季は7試合で2勝5敗と大きく負け越した。昨季の二の舞いは避けたい。【桝井聡】