<西武5-4広島>◇12日◇西武ドーム
西武が広島に1点差で競り勝ち、開幕当初の4月5日以来となる単独最下位を脱出した。セットアッパーの増田が3点差を追いつかれた直後の8回だった。1死二塁から金子侑司内野手(24)の決勝適時二塁打で勝負を決めた。本拠地初采配を白星で飾った田辺徳雄監督代行(48)は、「打線は元気があるので何とか希望を持っていた。よく打ってくれた」と勝利の味をかみしめた。
最下位とは思えない勢いが今のチームにはある。3試合連続2ケタ安打は今季初で「とにかく思い切って行け」の田辺采配が、開幕から低迷していたチームをよみがえらせた。この日は、金子侑の決勝打を見届けるとベンチのナインは身を乗り出して大盛り上がり。2安打2打点の栗山主将は「何よりもファンが盛り上がってくれて、うれしかったし、僕たちの力になった」と興奮気味に振り返った。
この日、試合がなかった5位楽天に同率で並び、単独最下位を脱出。ただ、田辺監督代行は「順位は関係ない。1戦1戦、全員で戦っている」と浮かれるはずもない。最後にチームの状態はいい?
との問いに「間違いないです」としっかりとうなずいて前を見た。【為田聡史】



