闘将が帰ってくる。パ・リーグは6月30日、マツダオールスターゲーム2014のパ・リーグ総監督に楽天星野仙一監督(67)が就任すると発表した。星野監督は同17日に胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症と腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けリハビリ中のため、佐藤監督代行を現場の監督とし、メンバー選定などのサポート役を星野監督に依頼。実行委員会で承認された。

 パ・リーグ村山理事長は「現場は難しいかもしれないが、順調に回復しておられるし元気と聞いている。元気な姿を見ることができればファンも喜ぶと思う」と話した。第1戦がパ・リーグの西武ドームであることからビデオ出演のプランも示した。

 78年に阪急上田監督が気管支肺炎を患い辞退した際に、前年2位の南海広瀬監督が全パの指揮を執った。その例に従えば前年の順位で監督が務めるが、2位の西武も田辺監督代行が指揮を執っている。星野監督の人気面も考慮した上での新しいアイデアといえる。

 楽天安部井統括本部長は「理事会後に星野監督と話しました。パ・リーグが勝てるようサポートしていくと話していました」と、快諾したことを明かした。