<阪神1-0ヤクルト>◇2日◇甲子園

 ずっしりと重たい阪神マウロ・ゴメス内野手(29)の先制パンチだった。前夜の12得点から一転。この日は初回の一振りで決着した。

 「岩田がいいピッチングをしていた。自分の1点だから気分はいいよ。チームの勝ちにつながって良かった。いい気分だよ」

 2死一塁で打席に立つと4球目の直前、石山が一塁へ悪送球。労せず二塁に鳥谷が進んだ。フルカウントからの6球目。「いつも通り甘い球を待っていた」と147キロを左前へ運んだ。チームにとっては6月17日・日本ハム戦以来8試合ぶりとなる先制点。和田監督も「まさかあの1点で終わるとは。(最近)先に点取られて追っかけるパターンで来てたので」と喜んだ。

 シーズンも折り返し地点を越え、この日が73試合目。ここまで4番の座を全試合守ってきた。それを支えているのが体幹トレーニングだ。来日前はほとんど取り組まなかったというが、意識改革。遠征時もストイックに取り組むマートンにべた付きする。見守る権田トレーナーは「1年間出続けるにあたって、体幹や体づくりは蓄積されるもの。まだまだ引き出しを与えたい」と話す。この日の試合開始時、湿度は72%を記録した。第2ボタンをとめ、振る舞いを変えたゴメスは「(梅雨は)嫌だよ」と渋い顔を見せ「体調管理が大事になってくるね」と自覚する。

 ヤクルト戦はセ球団別でも群を抜く相性を誇り、打率4割1分5厘、18打点をマーク。同一カード3連勝へ。今日もヤクルトいただきます!

 【松本航】