2軍で再調整していた日本ハム斎藤佑樹投手(26)が前半戦の「最終兵器」に指名された。8日、1軍に再合流。12日ソフトバンク戦(札幌ドーム)で先発する。今季は開幕1軍も2試合に先発して1勝もできず、4月11日に2軍降格。2軍では12試合に登板し防御率3・14と復活の兆しを見せていた。「今までの僕だったら勝てない投手。もっともっと上を目指さないといけない」と決意を新たにした。

 栗山監督は「チームに大きな推進力が、どうしても必要。舞台を持たせてあげたい」と斎藤をキーマンに挙げた。球宴前、最後の本拠地・札幌ドームでの試合で、ソフトバンクとの差を一気に縮めるためには重要な3連戦になる。そのカード2戦目を託された斎藤は「自分のやるべきことは変わらない」と、自身のカムバックも懸かった一戦にも自然体だ。パ上位2強の一角からの白星で、自身とチームの後半戦へ弾みをつける。