<中日4-6DeNA>◇12日◇岐阜
年に1度の岐阜ナイトが悲鳴に包まれた。5年ぶり地元登板の中日朝倉健太投手(33)が、1回から荒れ狂った。先頭石川に四球を与えると、送りバントを挟んで梶谷、ブランコに連続四球で1死満塁。この回を何とか無失点に抑えたが、コントロールがおぼつかない右腕は、好調なDeNA打線の餌食になった。
3回につかまった。1死一、三塁から筒香の併殺崩れから先制点を許すと、多村には右越え適時二塁打を浴びて2点目を献上。5回にブランコの中前適時打など3連打されたところで、ベンチからタオルが投げ込まれて降板。4回0/3で6安打を浴びて今季ワーストの6失点に5四死球と散々。地方球場特有の低いマウンドに感覚が合わず修正しきれなかった。
「チームに迷惑をかけて申し訳ないです」。球場から出てきた朝倉は、ほとんど言葉を発することなく帰りのバスに乗り込んだ。この日は6年ぶりに甲子園に出場した母校・東邦が初戦を突破。高校時代の恩師である阪口監督も大垣日大を率いて勝利した。恩師と後輩たちの活躍に応えたかったが、待っていたのはショッキングなKO劇。打線も13安打を放ちながら4得点では、物足りないと言わざるを得ない。
気がつけば5位DeNAとの差が1ゲームに縮まった。谷繁元信兼任監督(43)は「常に1試合、1試合反省するところは反省して切り替えてやっていかないと。あまり尾を引くとズルズルいく」と前を向いた。8月に入ってから10試合でこれで3勝7敗。勝負どころで踏ん張らないと、下位集団に吸収される。【桝井聡】



