<巨人5-1阪神>◇13日◇東京ドーム
阪神岩田稔投手(30)が巨人の先制パンチに沈んだ。初回、先頭長野への2球目だった。速球が高くなったところを右翼スタンドへ運ばれた。首位を奪おうという一戦で、出ばなをくじかれた。
「高いからホームランになったと思う。先頭打者に打たれて、ちょっと気持ち的に焦ってしまった。余計、考えすぎてしまった」
この後、第1ストライクからどんどん振ってくる相手打線に対し、慎重になり過ぎてしまったという。橋本、阿部にもヒットを許すと、村田の内野ゴロの間に2点目を献上した。
さらに2回にも橋本の適時打と梅野の送球エラーで2点を失った。巨人戦今季2戦2勝で臨んだこの日、5回4失点で今季6敗目を喫した。
「4失点もしているんで全然だめだと思います。最少失点でいけなかったというのが…」
岩田は長野の1発を引きずった自分を責めた。これで7月最後の登板から3連敗。特にここ2戦は球が高めに浮く場面があり、立ち上がりに失点する悪いパターンになっているのが気がかりだ。7月は4勝を挙げて、月間MVPを獲得した左腕に正念場が訪れた。
「内角のまっすぐを使いきれなかった。フォーム的なものもそうだし、修正させなあかんな。ちょっとあっさり取られすぎる」
中西投手コーチは今後も軸として起用しながら、フォームを修正していく方針を示した。メッセンジャーとともに投手陣を引っ張ってきた左腕は、優勝争いの佳境に不可欠な存在だ。【鈴木忠平】



