<巨人4-1阪神>◇14日◇東京ドーム
和田阪神が空振りした。「首位浮上」も視野に乗り込んだ敵地3連戦は、終わってみればゲーム差を2・5に広げてしまった。初戦をものにしながら、連敗で巨人戦3カードぶりの負け越し。勝利を追求した采配が実らず、和田豊監督(51)も唇をかむしかなかった。
「打席に立たないと分からないものがあるから、1回りと思っていたけど…つかまえきれんかったな」
相手は初対戦の左腕セドン。背中の張りを抱える新井の体調が万全でないこともあり、三塁には「とっておきの代打」の関本を今季初めて先発起用。攻略の糸口を探ろうと、主将鳥谷以外は右打者をズラリと並べた。しかし、長身193センチからの独特の軌道に惑わされ、6回途中まで4安打。関本は無安打に終わり、得点はゴメスの1発だけだった。
1点差だった8回を2年目金田に任せた。2連打でピンチを招くと、筒井と建山も止められずに致命的な2失点。和田監督は「何とか継投でしのごうと思ったけど」と説明した。夏場に繰り返される6連戦で、勝ちパターンの安藤と福原、呉昇桓はつぎ込まなかった。期待に応えることができず、白星が遠のいてしまった。
「再来週に同じ曜日に同じカードがあるので。ここでね。その時までに少しでも詰めて、また来られるようにやっていきます」
26日から再び敵地3連戦が待つ。昨年は5ゲーム差で迎えた8月末の東京ドームで3連敗し、事実上の終戦となった。屈辱は忘れていない。同じ過ちを繰り返さないために2月のキャンプから汗や涙を流してきた。残り41試合。再び「首位攻防戦」と呼ばれるために戦いは続く。【近間康隆】



