<西武4-9オリックス>◇14日◇西武ドーム
オリックスが勝利の女神を呼び込んで、西武に快勝した。3-3の8回、先頭安達了一内野手(26)が放った打球のバウンドが変わる幸運な二塁打をきっかけに、一挙6点を奪取し勝負を決めて4連勝。2戦連続の延長戦で連投した中継ぎ陣を全員休ませることもできた。理想的な形で遠征を終え、今日15日から本拠地に戻って首位ソフトバンクを迎え撃つ。
勝負の女神はオリックスにほほ笑んだ。同点で迎えた8回、先頭打者の安達の打球は平凡な一ゴロ、となるはずだったが、人工芝と土の境目でバウンドが変わった。一塁手の脇をすり抜けて、打球は右翼へ。この幸運な二塁打が呼び水となり、1死満塁からヘルマンの適時打で勝ち越し、坂口、川端にも適時打が出るなど一気に6点を奪い勝負を決めた。安達は「神様がいました。(バウンドが変わり)ビックリしましたけど」と声を弾ませた。
投手陣にとっても、8回の猛攻は朗報だった。前日まで2試合連続延長戦で、守護神平野佳や佐藤達ら最強の救援陣も全員が連投していた。森脇監督は「勝ち越さない限り、中継ぎ陣を使うつもりはなかった」という。先発東明を7回まで引っ張り、8回の大量リードで救援陣を完全休養させることができた。2番手で、登板間隔の空いていた榊原を投げさせることもできた。指揮官は「うちにとっては、トータルでいえば効率が良かったね」と理想的な試合展開を喜んだ。
首位ソフトバンクも勝ったためゲーム差は4のまま。だが、11泊12日という長い遠征を4勝1分と無敗で終え、今日15日からは本拠地京セラドームでソフトバンクを迎え撃つ。チームは引き分けをはさみ4連勝と勢いに乗った。救援陣も万全の状態で起用できる。まずは、エース金子を立てて必勝を期す。「地元で大いに躍動したい。うちは守るモノは何もないので、思い切りぶつかりたい」と指揮官は高ぶりを抑えるように話した。【高垣誠】



