<日本ハム4-3ロッテ>◇30日◇東京ドーム

 日本ハム大谷翔平投手(20)のバットは沈黙した。4打数無安打に終わり、連続試合本塁打は2でストップ。「10勝&10本塁打」という“ベーブ・ルースへの挑戦”は小休止となった。試合後は足早に、「(お疲れさまで)したっ!」。報道陣の質問を遮るように球場を後にした。

 凡退はすべて内野ゴロ。4回2死一、三塁の第3打席も、ロッテ唐川の128キロチェンジアップを引っかけ、一塁ゴロに終わった。それでも「投」、「打」に加えて「足」もある。一塁走者だった3回2死一塁の場面では、小谷野の左翼線への二塁打で長駆ホームインし勝利に貢献。小谷野も「(大谷)翔平がよく走ってくれた」と感謝した。

 今日31日のロッテ戦(東京ドーム)は、相手先発が左腕の成瀬。試合前には自身の投球練習もあるため、野手出場は見送られる可能性が高い。9月2日楽天戦(札幌ドーム)が見込まれる次回登板へ向け、頭の中は投手モードへと切り替わる。