<広島7-9巨人>◇17日◇マツダスタジアム

 広島は攻守ともに自滅し、逆転Vが極めて厳しくなった。不振が続く主砲ブラッド・エルドレッド内野手(34)を8月30日中日戦以来の4番に座らせ、1回裏はそのE砲の先制打から4得点。最高の流れを、23イニング連続無失点を続けていた先発デュアンテ・ヒース投手(29)がぶち壊した。2回表、2四球3安打で4失点だ。その後は3度も勝ち越したが8回、中田が伏兵大田に逆転2ランを献上。もう立ち上がる力は残っていなかった。

 野村監督は「巨人にこういう試合をした現実を見つめないといけない」と苦々しい表情。状況判断の拙さが悔やまれる。同点の2回2死一、二塁、松山の一、二塁間を抜けそうな打球に一塁走者エルドレッドの足が当たった(記録は一塁内野安打と守備妨害)。1点リードの6回表2死一塁、代打矢野の左中間への飛球に左翼ロサリオが飛び込んで後逸し、同点のホームインを許した。2点を追う8回、先頭の代打鈴木誠が右中間二塁打で三塁を狙ってタッチアウトとなった。

 チームの若さが露呈した形で2連敗。巨人戦6年連続負け越しが決まった。王者に今季最大6ゲーム差をつけられたどころか、3位阪神にも1・5ゲーム差まで迫られた。指揮官は「ここまで来たら、食い下がっていくだけ」と声を振り絞った。【佐井陽介】