大失速しているソフトバンクが、総力戦で優勝をもぎ取る。今季初の5連敗を喫した札幌から福岡に29日、移動した。2位オリックスが楽天に勝ったため、最短Vはシーズン最終オリックス戦がある10月2日に先送り。勝てば3年ぶりのリーグ制覇が決まる。

 大隣憲司投手(29)がシーズン最終戦の先発を託された。前回23日の楽天で今季初黒星を喫したものの、先発7試合で防御率1・88と安定。オリックス戦は完封を含む2戦2勝だ。「初回から飛ばしていかないと。1人1人に戦っていく気持ちで投げる」と意気込んだ。