楽天小山伸一郎投手(36)が24日、来月の倉敷キャンプへの参加を表明した。ベテランは秋季キャンプは免除されることが多いが、「行くものだと思っています。若い子と一緒にやった方がいい」と、キッパリ。18年目のシーズンを終えても、まだまだ意気盛んだ。

 今季は不調が続き、わずか10試合の登板にとどまった。「春キャンプの直前に(右太もも裏を)肉離れしたのが響きました。下を痛め、肩にも影響があった」という。そこで、秋のテーマは「土台づくり」。体力強化を中心に、1年間、戦える体をつくる。

 早くも来季を見据えており、この日も、コボスタ宮城で走り込んだ。前日のドラフトでは、安楽、小野ら高校生投手が指名された。若い後輩が加わる。「やりやすい環境をつくってあげられたら。自分の背中を見せて、彼らの背中を押してあげますよ」。器の大きさも、ベテランらしかった。