阪神ランディ・メッセンジャー投手(33)が今日30日、初戦から中4日となる第5戦に先発する。ヤフオクドームでキャッチボールなどで最終調整した右腕は「どんな試合であれ、重要は重要。自分の投球をすることを心掛けていくだけだよ」。シリーズの行方を大きく左右する決戦を前にしても、リラックスした様子で白い歯をこぼしていた。

 日本シリーズ1戦目を白星で飾った。7回を6安打2失点。メッセンジャーの快投はチームを勢いづけた。もう1人の勝利の立役者、4打数2安打3打点の4番ゴメスとともにお立ち台に上がった。ソフトバンク打線をねじ伏せた甲子園での投球を、敵地ヤフオクドームでも見せつけてくれるはずだ。

 シーズン、CS、そして日本シリーズとチームに勝利を呼び込んできた。ここまでポストシーズンは3試合に投げ2勝0敗。負けなしの助っ人右腕が、甲子園に舞台を移す第6戦以降に希望をつなげる。