中日谷繁元信兼任監督(43)が「ノムさん超え」を宣言した。1日、ナゴヤ球場の球団施設内で12球団のトップを切って契約交渉に臨み、4000万円ダウンの年俸9000万円でサイン。監督としては来季が4年契約の2年目になり、今季と同じ1億円(いずれも推定)で更改した。
「抜きます。抜けるように頑張ります」。ここまで言い切ったのは初めて。野村克也氏が持つ通算3017試合出場の日本記録まで26試合。今年は19年ぶりに3ケタを割る91試合出場だったが、兼任監督1年目の激務の中でチーム捕手最多の出場をこなしてきた。
監督として「捕手谷繁」を必要としている事情もある。獲得調査を進めていた西武炭谷がこの日、FA権を行使せずに残留することが正式に決定。チーム編成の見直しを余儀なくされた。今季、監督に次いで多く出場した捕手は松井雅で67試合。指揮官も「この先チームのことを考えると…」と後進に期待をかけるが、まだ自らの力量に頼らざるを得ないのが現実だ。
目的は勝つこと。そのため自分自身に厳しく冷静な視線を送る。「(衰えは)誰しもに来ること。そこで自分が無理と思ったら引退するとき。それが近づいているのは間違いない。僕が出て負けるのなら(引退を)覚悟しないといけない」。大記録達成へのモチベーションがチーム力を押し上げるのは間違いない。【柏原誠】



