石仏に新しい武器が加わる!?

 阪神の守護神呉昇桓(オ・スンファン)投手(32)が1日、2年目の来季に向けて新球取得に意欲を見せた。日本シリーズでの終戦から2日が経過し、まずはリフレッシュに努めながら、新しい可能性に手を伸ばす。

 呉昇桓

 キャンプで話し合って練習しようと思う。

 今季の呉昇桓は150キロを超える「石直球」を軸にスライダーやツーシームなどで投球を組み立ててきた。「15年版」は従来投げていたスプリットに、新しい変化を見いだすというのだ。

 中西投手コーチ

 ツーシームというよりはスプリット。今までは横に滑ったけれど、もっと落ちるやつやな。

 記憶に新しい日本シリーズ第4戦では痛恨のサヨナラ3ランを浴びた。延長10回1死一、二塁で登板。直球3球で5番松田を二飛に打ち取ると、6番中村にも5球全てで直球を投じた。中西投手コーチは「自分が一番いいボールを選択して打たれたんだから仕方がない」とかばったが、同じ失敗を繰り返さないためにも準備は必要だ。「新スプリット」は今季すでに、キャッチボールで試投済み。実戦仕様に仕上げて、シーズン開幕を迎える。