セーブ王も慢心なし!

 阪神の守護神呉昇桓投手(32)がこのオフも「超速始動」で15年シーズンに臨むことが2日、分かった。今季39セーブを挙げて来日1年目からセーブ王に輝いたが、気の緩みなどない。球団関係者が「今年も年内からグアムで自主トレする予定らしい」と明かした。

 まさに鉄腕だ。クライマックスシリーズでの3イニング熱投、ポストシーズンは7連投…。日本シリーズ進出の立役者が、肩休めもそこそこに始動する。12月下旬には米グアムで本格的な自主トレを開始するという。韓国サムスン時代から恒例の合宿で、昨年は12月18日に現地入りし、1日7時間のハードトレーニングを敢行した。南国で約1カ月、体を仕上げ、年が明けた1月24日に沖縄に入った。同じように歩み、日本球界2年目の準備に抜かりはない。

 大車輪の活躍をした投手が、年内から本格始動するのは異例だろう。その言動からはリリーフエースとしての自覚がにじむ。チーム最多の64試合に登板し、防御率も1・76と安定。「打たれたときでも堂々としている。メンタルがすごくタフ」というのが同僚の共通した見方だ。立ち居振る舞いからは学ぶ点も多い。今回のグアム自主トレは、若虎にも門戸を開放する。

 呉昇桓は「もちろん歓迎さ。(参加も)全然OK。お互いに習うことはあるので積極的にね。聞かれたら何でも」と胸襟を開く。正月返上のグアム自主トレで「ヒョン(韓国語で兄の意味)道場」が実現すれば、また1人、タフネス投手の誕生が近づく。