海外フリーエージェント(FA)権を持つ日本ハム小谷野栄一内野手(34)が権利を行使し、国内他球団移籍を目指すことが7日、分かった。この日、球団側に申請書類を提出。近日中に、意向を表明する見込みとなった。10年打点王など、チームを代表する今季で12年目のベテラン。「宣言残留」も視野に入れているが、新天地へ戦いの場を求める思いが強く、決断を下した。
揺れ動いた思いが、他球団移籍へと固まった。小谷野がFA宣言をして、新たな働き場所を目指すことになった。返答を保留してきたがこの日、球団側へ意向を伝えて申請書類を提出して手続きを済ませた。「まずは宣言をして、いろいろな球団が興味を持ってくださるのなら、お話を聞いてみたいという考えになった」と結論を明かした。
未練を断ち切った。プロ入りしてから日本ハム一筋。無名だった創価大時代に見いだしてもらい、02年ドラフト5巡目で入団した。コツコツと地道に自分と向き合い07年にレギュラーに定着。安定感あふれる堅実な守備で三塁の定位置をつかみ09、10、12年とゴールデングラブ賞3度。勝負強い打撃で打点を獲得した10年には、ベストナインも受賞するなど近年の球団の躍進を支えた1人だった。
今季は開幕直後の5月にスライディングの接触プレーで右膝内側側副じん帯損傷して約2カ月間、離脱。若手の台頭にも押され84試合出場にとどまった。07年から昨季まで7年連続シーズン100試合以上出場を果たしてきたが、途切れた。昨季は権利行使を見合わせたが「年齢も年齢なので」と再起するためにも、新たな環境に身を置くことが残りの野球人生にとってベストと判断したようだ。
近日中に正式表明し、他球団からのオファーを待つ。規定打席未満も打率2割9分6厘、4本塁打、29打点。「もし僕に興味を示してくれるのであれば、ありがたいこと」と神妙に話した。三塁守備も健在で、内野は遊撃以外はそつなくこなすユーティリティーさが武器だ。日本ハム側は来季も戦力構想に入れており「宣言残留」も認める方向性。小谷野も視野に入れ、国内他球団移籍を優先して身の振り方を模索していく。




