今季国内フリーエージェント(FA)権を取得した日本ハム宮西尚生投手(29)が残留を決断したことが7日、分かった。今日8日に札幌市内の球団事務所で会見に臨み、正式表明する。好条件で阪神が強い獲得意欲を見せるなど他球団も含め、争奪戦に発展する可能性もあったが決着。権利は行使しない見込み。中継ぎ陣の大黒柱で、来季も貴重な戦力になりそうだ。
周囲の関係者の話を総合すれば、結論は残留に行き着いた。出身地が兵庫・尼崎で、地元の阪神が強い関心を示していた。FA市場で需要の高い中継ぎ左腕。今オフの目玉の1人だったが決断の一番の決め手は、愛着だったようだ。
07年大学・社会人ドラフト3位で入団。1年目から今季まで7年連続でシーズン50試合以上登板、左の中継ぎエースで勝利の方程式で不動の一角。09、12年と2度のリーグ優勝の立役者だった。球団への感謝、若くしてけん引してきた自負も判断材料だったようだ。
シビアな経営で知られる球団側も異例の複数年契約を提示し、最大限の誠意を見せたことも要因の1つになった。宮西はこの日、札幌市内の室内練習場で自主練習。終了後に「明日(8日)全部話します。楽しみに、しとってください」。方向性は明かさなかったが、覚悟は決まった。FAで他球団移籍が確実な大引、可能性が出てきた小谷野。波乱のオフの朗報になる。



