侍ジャパン藤浪晋太郎投手(20=阪神)が、8年ぶりに開催される日米野球で先発マウンドに立つ。8日、侍ジャパンメンバーは福岡市内に集合し、ミーティングを行った。12日開幕の大舞台での先発ローテも決定。藤浪は16日の第4戦(東京ドーム)で先発する。小久保監督からも大きな期待を託されてのマウンド。マリナーズのロビンソン・カノ内野手(32)らメジャー斬りに挑む。
大きな期待が込められた先発マウンド決定だった。侍ジャパン小久保監督がこの日のミーティング後、全5戦先発投手を発表。特に第4戦、第5戦の先発については「これからの時代を背負っていく選手なので」と力を込めた。先発するのは順に藤浪、日本ハム大谷の同期2人だ。
藤浪
言っていただいた方がやりやすいし、そこにベスト・パフォーマンスを発揮できるようにしっかり調整したいです。
「時代の顔」に指名され、藤浪は表情を引き締めた。大舞台はカノ斬りで、左打者対策への活路を見出す。日米野球への意気込みについて「何かを持って帰りたいと思います」。その1つが、今季苦しめられた左打者を封じる対策だった。
絶好の打者がいる。マリナーズのカノだ。ヤンキース時代の09、10年と2年連続でシーズン200安打を記録。今季も157試合で14本塁打、82打点、3割1分4厘を残したメジャーを代表する左の巧打者だ。カノとの対戦が、藤浪の今後への大きな財産になる。
藤浪
むこうの打者はしっかり振ってくるし。ミートの技術も高い。そういう相手をしっかり抑えられたらと思います。
藤浪の左打者の今季被打率は3割6厘(304打数93安打)。1割9分1厘(298打数57安打)の右の被打率に比べれば、左の苦手度は著しい。7月25日の広島戦(マツダスタジアム)では、新人の田中に6号ソロを含む3打数3安打2打点と打ち込まれた。広島丸には5割8分3厘(24打数14安打)、松山にも4割2分1厘(19打数8安打)と分が悪かった。苦手にしてきた左打者を封じるヒントを、カノとの対戦でつかみ取る。
小学時代に観戦した日米野球では「井川さんが投げておられました」と述懐。かつてのトラのエースの存在感を、今大会は藤浪が受け継ぐ。



