ソフトバンク長谷川勇也外野手(29)が、来季フルイニングに再挑戦する。右足首痛のため、9日も西戸崎合宿所でリハビリ。トレーニングルームで上半身を重点的に筋力トレーニングを行った。

 9月3日オリックス戦で本塁突入時に捕手と激突し右足首を捻挫。途中交代しフルイニング出場は305試合でストップした。その後は日本シリーズ終了まで代打専門となっていた。

 「試合に出て結果が出ないことより試合に出られない方が悔しかった。まだ治す時間はたっぷりある。しっかり試合に出続けるための体をつくりたい」。打席に立てなかったという強い思いが、長谷川を早くも来季へ奮い立たせている。

 右足首は手術すると可動域が狭まる可能性があり、時間をかけて自然治癒させる。「今季の打撃の反省もしっかりやりたい」。頭の中では2015年版の打撃フォームも模索中。打撃職人が静かに来季へ歩み始めている。【石橋隆雄】