<21UW杯:日本7-2オランダ>◇9日◇第1R◇台湾・台中
台湾での活躍が沖縄・宜野座につながる!
阪神和田豊監督(52)は台湾で行われている21Uワールド杯で活躍する北條史也内野手(20)を高評価した。国際大会での結果を来年2月のキャンプメンバー振り分けに反映させる方針を示した。初1軍キャンプの可能性は北條にとってうれしい発奮材料だ。鳥谷が海外FA権を行使してメジャー挑戦が濃厚なだけに、二遊間のホープ出現を願った。
東シナ海をひとっ飛びした朗報に、和田監督が思わず目尻を下げた。北條が前日8日のベネズエラ戦でマークした逆転3ランは大々的に報じられた。甲子園での秋季練習を指揮し、有望株の奮闘にうなずいた。
「(大会の)レベルは分からないけど、まずは活躍すること。試合の流れを変える1発だったらしいね。大きな自信になるよ。チームへの貢献が続けば、相当、力をつけて帰ってくる」
国際大会1号を含み、3戦で6打点の打ちっぷり。日の丸を背負っての猛打は和田監督にも強烈なインパクトを与えた。高知・安芸で行われている秋季キャンプは若手にとって、来年2月の1軍春季キャンプに参加するための登竜門だ。北條については、台湾での大会を「春切符」をつかむためのテストに指定した。
「本来なら、この時期はキャンプでガンガンやりたい選手だけど、そっちに行ってやっている。さあ、来年という選手の活躍で(春季キャンプへの)大きな参考材料になるよね」
阪神にとってキーマンの1人だ。長らく遊撃手のレギュラーを張ってきた鳥谷が海外FA権を行使し、メジャー移籍が濃厚になっている。戦力構想の大幅な練り直しを迫られる危機を迎えるが、和田監督は近未来も見通す。「二遊間を作っておかないと。次世代のためにも、そういう選手がレギュラー争いをしてこないと。候補の1人。そろそろ勝負に入ってくる時期」。藤浪と同じ世代で春夏の甲子園を沸かせた逸材を「ポスト鳥谷」に指名するのも期待の証しだ。
北條には理想像がある。八戸学院光星の先輩にあたる巨人坂本だ。「2年目からレギュラーを取ってケガせず、やっているのはすごい。3拍子そろって憧れです」と話したこともある。北條は来季3年目に入る。「(秋季)キャンプに行けないのは分かっている。気合を入れてやっています」と言う。国際大会で打てば打つほど、1軍キャンプの初参戦に大前進する。【酒井俊作】
◆虎の二遊間
85年の優勝時は二塁岡田、遊撃平田のコンビだった。03年の優勝時は二塁今岡、遊撃藤本が基本線。05年以降、遊撃は鳥谷がほとんど1人で守り通してきた。二塁は05、06年が藤本、07年は関本が主に守り、08年から5年間は平野の定位置だった。昨季は西岡が守り、今季は西岡の負傷後、上本が守った。



