<2014SUZUKI日米野球:日本代表8-4MLB>◇第2戦◇14日◇東京ドーム
侍ジャパン柳田悠岐外野手(26=ソフトバンク)がメジャー級のパワーとスピードを披露した。1番打者として3安打4打点の大暴れ。2連勝を導き「出来すぎでラッキーです」と照れ笑いした。
ハイライトシーンは8回1死一塁。ソフトバンクの大先輩にあたるカブス和田から中堅フェンス直撃の適時二塁打を決めた。カット気味の132キロを強振し、オーバーフェンスまであと20センチの大飛球を放った。
「和田さんは雲の上の存在。当たって砕けろ、だった。あれでホームランにならないのがノーパワー。もっと筋トレしとけば良かった」。照れ笑いの反省コメントは謙遜にしか聞こえない。和田からは印象深い選手として、「紅白戦で1度対戦した時は三振だった。すごく成長している」と褒めたたえられた。
1点リードの2回2死一、二塁ではマリナーズ岩隈のスプリットを狙い打って2点三塁打。センター頭上の大飛球で迷わず二塁を蹴った。同点の4回2死一、三塁、今度は岩隈から弾丸ライナーを右前に弾ませ、6回には二盗も決めた。
岩隈から「すごくいいスイングをしていた。これから(代表で)核になる選手」とベタ褒めされ、ファレル監督からも「バットスピードが速くて攻撃的。走力も生かして攻めるバランスのいい選手」と絶賛された。メジャー軍団に強烈なインパクトを与えた。
レギュラーに定着していなかった昨春、メジャーについて問われ「力と力の勝負で楽しそうだけど、今は無理っす」と苦笑いした。この日の試合後も「メジャーの選手はタイミングを外されても強いスイングをできる」と目を丸くしたが、着実に世界基準との差を縮めている。小久保監督が現役引退直後に「自分の後継者候補」と名指しした男だ。やはりポテンシャルは計り知れない。【佐井陽介】



