プロ野球セ・パ両リーグは20日、記者投票によって選ばれるベストナインを発表し、両リーグともに初受賞が6人ずつというフレッシュな顔ぶれとなった。12年目にして初の栄誉に輝いたのがヤクルト雄平外野手(30)だ。投手から野手に転向して5年目。本塁打を23本放ったが、投手として1勝以上を挙げた選手でシーズン20本以上を記録したのは、故川上哲治氏ら5人目という快挙を達成した。「投手から転向した時には想像すらできなかったことだし、自分自身が一番驚いているが本当にうれしい」と話した。

 オリックス金子千尋投手(31)は10年目、楽天銀次内野手(26)は9年目で初受賞となった。西武中村剛也内野手(31)はDHでは初だが、三塁手で4回受賞している。

 連続受賞は5人で、巨人阿部慎之助捕手(35)は8年連続9度目となった。