ソフトバンクが今日25日にも松坂大輔投手(34)の獲得を発表する。優勝パレードが行われた24日に、後藤芳光球団社長兼オーナー代行(51)が見通しを明かした。「先発の駒は大事だ。がんばって補強する。いい議論はできている。近日中に乞うご期待」。松坂はすでにソフトバンクに入団の意思を伝え、9年ぶりの日本球界復帰が決まった。球団側も正式契約が目前に迫っていることをほのめかした。

 日本一を達成したナインも「怪物」の加入を歓迎した。西武時代にバッテリーを組んだ細川は、この日のファンフェスティバルでフライング発言。「エース摂津と松坂大輔の2枚看板で、先発投手陣を引っ張っていって、最低でも(2人で)20勝してほしい」と早くもノルマを課した。早朝に無料通信アプリLINE(ライン)に「家はどこがいいですか?」とメッセージが入っていたという。「受けるのが楽しみ。どんな球になっているのか。日本のマウンドは合う。下半身を使った投げ方になる。摂津も気合入るでしょ。他の投手の勉強になる」。日米通算164勝を誇る右腕の存在は、投手陣への相乗効果をもたらすことを確信。「鷹の松坂」が日本一連覇への目玉補強になる。【田口真一郎】