メモリアルイヤーVを頼れる4番が宣言だ!
阪神の主砲マウロ・ゴメス内野手(30)が9日(現地時間8日)、ドミニカ共和国・サントドミンゴ市内のホテルで契約交渉に臨み、推定年俸170万ドル(2億400万円)で1年契約を結んだ。2年目は球団が選択権を持つ。打点王に輝いた今季以上の活躍と、球団創設80周年を迎える来季日本一を高らかに誓った。
日本を離れて34日が経過した。母国では家族と至福のひとときを過ごしていることだろう。そんなゴメスのもとを球団関係者が訪ねてきた。提示されたのは今季の推定年俸8500万円の倍以上となる大幅アップの2億400万円。うれしい評価に「日本への得意ではない長時間の飛行機移動も我慢できます」と口調が軽やかになった。そのまま授けたのは再来日を心待ちにする虎党へのメッセージ。猛虎愛がたっぷりだ。
「今シーズンは日本シリーズまでプレーできたけれど勝てなかったので、来シーズンはレギュラーシーズンから日本シリーズまですべて勝てるようにしたいと思います」
地球の裏側から頼もしすぎる日本一宣言だ。2月10日の来日時にも「チャンピオンシップをとることだけが自分のゴール」と言い切った。ただ、当時とは期待感がまるで違う。今季は143試合に出場し、26本塁打109打点で打点王を獲得。勢いはとどまることを知らず、クライマックスシリーズでも6試合で8打点をマークし、さらりとCSセ・リーグ最多打点記録を更新した。それでも満足いかないことがあった。V逸と日本シリーズでの敗退だ。
「個人的には今年より良い成績を出せるように、そして本塁打の数をもう少し増やせるように頑張ります」
優勝のため自らへ高いハードルを設定した。26本塁打を超えるアーチ量産となれば2年連続の打点王はもちろん、本塁打王も射程圏内だろう。阪神では1年目で多くの戦友もできた。打撃を共に勉強したマートンら外国人選手をはじめ、今成が負傷離脱した際には「寂しいよ…」と話していた。来日2年目となれば環境面での不安はない。獲得を目指した中島がオリックス入りし鳥谷の去就も不透明な中で、残留が基本線だったとはいえ、ゴメスとの契約締結は何よりの朗報だろう。頼れる4番が暴れ回れば、球団創設80周年のメモリアルイヤーでのVが見えてくる。
「まずはしっかりと体を鍛え直して、2月のキャンプに参加します」
今シーズン開幕前に調整遅れで騒がせたのも今は昔の話だ。日本野球への慣れ、万全の調整、高いモチベーションとくれば期待は高まるばかり。みんなが愛するパピーは、2015年も健在だ。
▼ゴメスの来季年俸2億400万円は、阪神の来日2年目外国人野手としては11年マートンの2億円を超え最高。なお国内他球団から移籍し阪神在籍2年目の外国人としては、06年シーツ(前広島)2億1000万円、03年アリアス(前オリックス)2億円といった例がある。



