<ヤクルト7-2DeNA>◇14日◇神宮

4位ヤクルトが今月初めて連勝した。6回、宮本、増田が2者連続安打で出塁し、ダブルスチールを決めて無死二、三塁。1死二、三塁から西村瑠伊斗外野手(22)が右前2点適時打。さらに2死満塁から長岡秀樹内野手(24)がプロ初の満塁本塁打を放ち、リードを大きく広げた。

   ◇   ◇   ◇

ヤクルト長岡は1度、本塁打を捨てていた。

「ほんとヒットを打ちたいと思ったので。ホームランばかり狙っていたら振りも大きくなるしコンパクトにならない。Hランプがつけばなんでもいいと割り切れたのが、その年は良かった」

そう思ったのは2年前、24年だ。実際に最多安打のタイトルを獲得。結果につながったが、日々、年々、変化や進化をし続けないといけないのがプロの世界だ。昨季はケガもあって22年のブレーク後最少67試合の出場、本塁打はゼロでチームは最下位に終わった。

「ピッチャーのレベルも上がって、僕も何か変わらないといけないなと思った。1点をとるのが難しくなって、改めてホームランを打てるバッターはすごく貴重だなと。ヒットになるのも最高ですけど、それが結果ホームランになったら一番最高」。

勝利を追い求める中で考え方を変えた。

上位を打つことも多く、本塁打を狙うあまり打率や出塁率が低くなってはいけない。「打てる球だけを打つ。シンプルに」。試合だけでなく、打撃練習からいい結果につながる球だけをスイング。長打率を上げながら(昨季3割1分6厘→今季ここまで3割5分2厘)、出塁率も昨季より約6分高い3割5分2厘。7、8月で5本塁打と理想の姿に近づいている。【塚本光】