「阿部斬り効果」だ。阪神高宮和也投手(33)が10日、西宮市の球団事務所で契約更改に臨み、500万円アップの1500万円でサインした。阪神2年目の今季は横浜時代の07年に並ぶ自己最多22試合に登板。6年ぶり勝利もマークした。だが何といってもCSファイナルステージ巨人戦(東京ドーム)が目立った。主砲・阿部への圧倒的な投球が虎党を沸かせた。

 10月15日の第1戦は空振り三振。第2戦も一直併殺に抑えた。さらに17日の第3戦でも外角いっぱいの141キロ直球で見逃し三振を奪った。結局、対戦成績3打数無安打2三振と抑え込み、阪神のCS初制覇に貢献した。

 「ポストシーズン、日本シリーズの登板は今までにないことだったので、時間をかけて説明してもらいました。自分でも、いい経験ができたのでよかったと思います。左対策だけでなく1イニング任せてもらえるよう頑張りたい」

 このオフにはドラフト4位で入団したホンダ鈴鹿の後輩・守屋功輝投手(21)にプロの心構えを話す予定もあり、タテジマ3年目の来季は開幕から戦力となる構えだ。【編集委員・高原寿夫】