9番晋ちゃんに気が抜けないぞ!?

 阪神藤浪晋太郎投手が2年連続本塁打で攻撃的投手を目指す。投手の軸としてフル回転する20歳の魅力は投げるだけではない。「(来年も)打てたらいいですね。バッティングは今年に関してはできた。来年も今年以上にできたら」と打撃においても向上心はメラメラだ。

 エース譲渡を明言した能見を始め、虎投には打撃のいい先輩たちが顔を連ねる。藤浪も「9人目の打者として意識の高い選手が多い。そういう人のいい影響は受けています」と刺激を感じている。1年目はヒット1本だったのが、2年目の今季は9本と驚異の成長を披露した。4月15日広島戦ではプロ初アーチもマーク。自らヒッティングマーチ導入を要望した能見、巨人杉内から13打数4安打をマークしたメッセンジャーにも負けてられない。

 手応えもつかんでいる。今季はベンチで待機する際、隣に座る野手に狙い球のアドバイスを自ら求めた。その成果もあり「勘が当たるようになってきた」と1年目との違いを実感する。あくまでも投球、そしてバントの優先順位だが、打撃のイメージを付ければ投球にも好影響になるはずだ。

 現在はノースローで連日ウエートトレーニングに励む。打撃に関してはキャンプに入ってから、マシンを相手に励む予定だ。球団日本人投手の2年連続本塁打となれば80~83年に4年連続を記録した山本和行以来32年ぶりの快挙となる。歴史的偉業は「打てる藤浪」の証しになる。【松本航】

 ▼直近の投手による2年連続本塁打は、ルイス(広島)08、09年。阪神の投手ではボーグルソンが07、08年に打って以来。阪神の日本人に限れば、山本和行が80~83年に4年連続で放って以来。