日本ハム斎藤佑樹投手(26)がソフトバンク王貞治球団会長(74)から金言を授かった。14日、都内のホテルで早実OB会に出席。同高野球部の大先輩と久しぶりに顔を合わせると、今季飛躍を期待するゲキが飛んだ。「この世界は技術の世界だから。大谷みたいな160キロは無理でも、どうやって点を取られないか。自分で考えてほしい」(王会長)。OBでただ1人の現役選手。球団の枠を超えた激励だった。

 自覚は十分だ。同期や先輩後輩らと再会し、課せられた使命を再確認した。「やっぱり期待してくださる方が多い」。期待の高さは、ひしひしと伝わった。06年夏の甲子園でエースとして母校を初優勝に導いた。野球人生の転機となった高校時代を思い返しながら「(来年は)『去年は良かったな』という言葉を頂けるよう頑張りたい」と、気持ちも新たにした。

 自主トレも順調に進んでいる。この日は、午前中に2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で年明け3度目のブルペン入り。捕手を立たせて約30球を投げた。「そろそろ(捕手を)座らせようと思います」と、近日中の本格投球解禁も示唆。周囲の思いも背負って、勝負の5年目に向かう。【木下大輔】