今年も開けてびっくり?

 中日谷繁元信兼任監督(44)が3月27日阪神戦の開幕投手についてサプライズの可能性に言及した。16日、CBCテレビの情報番組「イッポウ」に生出演。昨季2ケタ勝利の山井大介投手(36)と大野雄大投手(26)を軸としながら「吉見ということもあるし、新人がオープン戦でとんでもない数字を残したら、あるかも」と語った。

 昨年は大野が有力視される中、戦力外から再契約した元エース川上を指名した。経験を買ってのものだが、まさにサプライズ。順当なら昨季最多勝の山井だが「今年は候補がたくさんいる」と絞り込むような発言すら避けた。

 新人は野村亮介(21=三菱日立パワーシステムズ横浜)と浜田智博(22=九産大)のドラフト1位、2位コンビが即戦力で入団。プロ相手の技量は未知数ながら「新人」というだけで開幕投手候補から除外はしないとの意思を示した。この2年間で1勝の吉見も挙げた。全体のレベルアップのため、全選手を対象に競争心をあおる。番組内では4番についても「決まっていない」と言った。

 ナゴヤ球場では合同自主トレを初視察。自身は体を動かさなかったが、若手の動きを熱心に見つめた。「秋から今まで、9割の選手が継続してやっているなと思った」。秋に与えた課題にほとんどの選手が継続して取り組んでいる…。裏を返せばそうでない選手も「1割」いたということ。今日17日のスタッフ会議を前に、柔和な表情の裏で鋭いチェックを入れていた。【柏原誠】

 ▼中日の新人投手が開幕戦に先発登板すれば、2リーグ分立後チーム初。直近では、13年に楽天の則本昂大(三重中京大)がソフトバンク戦に先発も敗戦投手。セ・リーグでは、84年にヤクルトの高野光(東海大)が大洋戦に先発し勝敗なし。今季の新人が開幕投手となり白星を挙げれば、球界では58年南海杉浦忠(立大)以来57年ぶり。セ・リーグでは、55年阪神西村一孔(全藤倉)以来、60年ぶり。