4番にも容赦なしだ。中日は22日、2月沖縄キャンプの1、2軍振り分けを発表した。昨秋に左足首痛を再発させた平田良介外野手(26)は10年以来、5年ぶりとなる2軍スタートが決定。昨季の開幕4番にも特例を認めなかった。

 1軍メンバーの中に、昨季の開幕4番に座った平田の名前はなかった。この日、休日返上でナゴヤ球場を訪れた背番号6はショックの色を隠せなかった。「秋のキャンプで故障者組に入っていたので、あるかなと思っていた」。この日も筋トレルームでバイクをこぐなど現時点で体調に問題はない。今では通常の自主トレをこなしているが、首脳陣の厳しい姿勢が示された形だ。

 仁義なき振り分けだ。コーチ陣が年明け15日からの合同自主トレもチェック。谷繁兼任監督も16日にナゴヤ球場に足を運び選手の状態を見極めた。キャンプ初日にフルメニューをこなせるか。その結果、新外国人3人や、復活を目指す吉見や浅尾は1軍入り。その一方で、右肩の状態が上がらない川上らベテランも2軍。結局、昨季の開幕投手と開幕4番が2軍スタートという異例の事態となった。

 競争主義を掲げる谷繁兼任監督のメッセージでもある。キャンプ日程や大まかな振り分けを決めた17日のスタッフ会議後には開幕投手、4番について「これからです」とコメント。レギュラーについても「偏った見方はしたくない」とフラットを強調した。ドラフト3位友永翔太(23=日本通運)6位井領雅貴(25=JX-ENEOS)と平田のライバルとなり得る即戦力の新人外野手を1軍入りさせるなど、競争心をあおるような配置にも見える。

 指揮官の狙い通りか。平田の目の色はすでに変わっていた。「自分のやることをしっかりやって読谷(2軍)で追い込んできます」。昨季は4番として期待されながら6月に左足首を負傷して1カ月間チームを離れた。チャンスはいつまでも転がってはいない。平田の尻に火を付かせたなら、それだけで価値がある。【桝井聡】

 ◆キャンプ日程

 1軍の北谷、2軍の読谷とも2月1日から26日。休日は5日、9日、16日、23日。練習試合は14日サムスン戦(北谷)、15日DeNA戦(北谷)19日巨人戦(沖縄セルラー那覇)24日LG戦(北谷)。読谷でもDeNAと17日に練習試合。オープン戦は21日ロッテ(北谷)22日阪神(北谷)の2試合。