プロでは投げすぎません!

 楽天のドラフト1位安楽智大投手(18=済美)が23日、新人合同自主トレが行われているコボスタ宮城の室内練習場で初めてブルペンに入り、立ち投げで20球の投球練習を行った。最多で30球を投げる予定だったが不調と感じるや自分で打ち切った。「調子がよくないのでやめました。今100球投げたからどうこうじゃない」と割り切った。

 視察した田口バッテリーコーチは「腕は振れているし十分じゃないですか。ひじの心配もない」と安心した表情を見せた。塚田ブルペン捕手も「ブレなくまとまっていました。指にかかったときは手元でピュッときていた」と感心した。

 高2のセンバツでは5試合772球を投げ、日米で「投げすぎ」論争を巻き起こした。同年秋には右腕尺骨神経まひにかかったが、もう不安はない。高校野球の引退後からフォーム改造に取り組んできた成果だ。「高校は2週間が勝負。プロは1年です。テークバックが大きいと肩、ひじに負担がかかるのでコンパクトにしました」と話した。

 ユーチューブでヤンキース田中、レンジャーズ・ダルビッシュ、日本ハム大谷のフォームを研究した。「みな後ろはコンパクトに回して前が大きい」と共通点を見いだし倣った。「ひじに不安はありません。見てもらって分かったと思います。それだけでも収穫です。沖縄ではもっと良いボールが投げられます」と明るい表情で言い切った。開幕1軍へゆっくりと進んでいく。【矢後洋一】