日本ハムのドラフト6位立田将太投手(18=大和広陵)が、早くも倹約生活に取り組んでいることを明かした。新人合同自主トレ休日の25日、千葉・鎌ケ谷でキャッチボールなどで体を動かした。25日は給料日。休日前日の23日に初任給が振り込まれた。両親から毎月の給料管理を任せられており、自覚十分に「僕、ケチなんで」と、「ナニワ金融道」ばりのシビアな金銭感覚を明かした。1年間で100万円の貯金を目標に、固い意志を貫いていく。

 立田が鼻息を荒くした。やや自慢げに自己分析した。「僕、ケチなんで」。この日は25日の給料日。休前日の23日に初任給40万円(推定)が振り込まれた。ホクホク顔とは裏腹に、悩ましげに首をひねった。「1年目は、あんま使わんとこうと思っています。頑張ったときに自分へのご褒美くらい」。大金にも、浮つくことなく堅実過ぎるプランを明かした。

 18歳離れした金銭感覚を持っていた。両親からは金銭感覚を身に付けるために、毎月の給料管理を任された。高校生ルーキーでは珍しいが、本人も心得ており「アホなことはしません。計画的と言われる」と財布のひもは固い。年明けから倹約生活を実践。正月にもらった「人生最後」という、約5万円のお年玉をやりくりしている。新人合同自主トレ休日には、大好きな「スターバックス」のドリンクを購入するのが楽しみ。少しずつ切り崩して大切に使っている。

 意志の固さが表れている。友人からは、「飯、おごってや」と頼まれることが増えたという。生活は変わったが、信念は変わらない。「ちょっとならいいんですけどね。あんまりそうすると友達にとっても良くない」。友人思いの一面をのぞかせながら、使い道はしっかりと判断していく。1年間で100万円の貯金が目標だ。野球と一緒に貯蓄にも力を入れていく。「お札とか小銭を数えるのが好きなんです」。嫌らしさゼロの、無邪気な笑顔を見せていた。【田中彩友美】