オリックス駿太外野手(21)が「水がぶ飲み作戦」で激戦外野のレギュラーをつかむ。26日、神戸市西区の室内練習場で調整し、127試合出場と飛躍した昨季と同じく、今季も多量の水を毎日飲み続けることを宣言した。

 「飲むと寝覚めが良くなる。代謝も良くなってるかもしれない。細かい部分が重なってパフォーマンスにつながってる部分はある。継続していきたい」

 1日多い時は2リットル。最低でも1リットルを水分補給する。特に夕食から就寝までを重要視。「寝る直前には500ミリリットルのペットボトルを、1本必ず飲んでいる」という。

 選手寮には毎月、出身地群馬にいる伯母から500ミリリットルの水が1箱24本送られてくる。遠征先でもコンビニで2本は購入する。「冷たいと飲みにくい」とあえて常温に戻してゴクリとやるのが日課。今では味の「違いが分かる」というほどだ。

 今季の目標に掲げるのは「1番中堅」でのフル出場。オフの補強で競争激化は百も承知だ。「この戦力で1番を打てたら、これからの野球人生の成長につながる」。先日まで鳥取のジム「ワールドウイング」で鍛えた。水を得た魚のように、キャンプで初日からアピールする。【大池和幸】