ソフトバンク松坂大輔投手(34=メッツ)が3日、「投球練習」をついに公開した。ブルペンではなかったが、サブグラウンドで100メートル以上の大遠投を行った後、バッテリー間の距離で捕手を座らせ20球投げた。明日5日からの第2クールでは、いよいよブルペンでのピッチングが始まる。
100メートルを超える大遠投を終えると、松坂がスイッチを「ON」にした。ブルペンではなく、サブグラウンドの平地だったが、加藤光成ブルペン捕手を座らせた。力を込めて20球。スライダーなど変化球も交えての「ピッチング」。キャンプ初日からブルペンでの立ち投げを報道陣に非公開とするなど引かれていた「松のカーテン」が開けられた瞬間だった。
ベールを脱ぎ始めたのは理由がある。直前の遠投調整がポイントだ。キャッチボール、ノックを終えた松坂は、サブグラウンドに戻り、加藤ブルペン捕手を相手に再びキャッチボールを始めた。あっという間に距離は100メートル以上に。ステップしながら体全体を使い放たれた6球は、勢いを保ったまま次々とミットに吸い込まれた。
松坂
次のクールにいく前に1回遠投をしておきたかった。次の段階に向けて(捕手を)座らせようと思った。(腕の位置も)いい形になってきている。7割の力でバランスを考えて投げた。
納得の表情もうなずける。前日2日まで横振りだった腕は、見違えるように上から振り下ろされていた。体が開く悪癖も顔をのぞかせてしまっていたが、第1クール最終日のこの日はきっちり修正。全体メニューである20分のキャッチボール後に約3分“おかわり”。47分間の遠投の効果はてきめんだった。
松坂
今日は多めに投げた。(公開というほど)大げさなものじゃないですよ。ひっそりとやっていくので。
明日5日にもブルペン入りする。メジャー時代も行っていた大遠投調整できっちり状態を上げてきた。【石橋隆雄】



