イケメンルーキーが強肩でアピールした。日本ハムのドラフト3位、浅間大基外野手(18=横浜)が15日、2軍キャンプ地の沖縄・国頭で行われた紅白戦でプロ“初補殺”を記録した。4回の守備から途中出場。中堅に入り、6回1死二塁の場面で見事なレーザービームを披露。打撃では同期のドラフト5位左腕、瀬川から強烈な三直を放つなど、走攻守がそろった高卒新人が鮮烈な印象を残した。
イケているのは顔だけじゃない。浅間が守備で大きなインパクトを残した。6回1死二塁。打者西川の打球が中堅に飛ぶと強肩を発動した。「ちょっと高かったけど、ストライクがいって良かった」。ワンバウンド送球で二塁走者の生還を阻止。1つ前のプレーでも、同様にレーザービームを繰り出したが、惜しくも捕手の手前でショートバウンド。刺せなかったが、タイミングはアウトだった。
少しずつ、緊張がほぐれてきた。高卒新人ながら、8、9日の紅白戦(名護)に出場した。周囲はテレビで見てきた、あこがれの選手ばかりだった。試合後は「すごい緊張しました。自分らしくは臨めなかった」と反省した。この日は、ベンチに同期もいた。「この前より、やりやすかったです」。見慣れた顔が安心材料。ビッグプレーの伏線となり、大きなアピールにつなげた。
打撃も非凡な才能を見せた。5回に10歳年上の同期、瀬川と対決した。「対戦するかもしれないですねと話していたので、うれしかった」と、テンション高く打席へ。左対左。意識していたのは「体が開いたら絶対ダメ」。内角の137キロ直球を、両腕をたたんでしっかりミートした。結果は三直。飛んだ場所が悪かったが「イメージ通り」と納得の内容。攻守に魅力あふれる潜在能力を発揮した。
スケールもでかい。栗山監督は守備での好返球に「ストライクを2つ投げた。普通の外野手は、できないこと。全選手と全コーチが『オーイ』となったはず」と、うなった。一方で本人は不満だ。「不完全燃焼。走攻守どれかではなく、僕は全部を見てほしいです」と豪語する。早期の1軍昇格の可能性も出てきたが、満足感はない。能力が全開になる時が待ち遠しい、未来のスター候補が躍動した。【木下大輔】



