アジャを忘れるな。ロッテ井上晴哉内野手(25)が15日、紅白戦で存在感を見せた。1軍vs2軍のガチンコ勝負第2ラウンド。2軍白組の4番に座り、2安打2打点と活躍した。1回無死満塁で、益田から右越えに先制2点二塁打。逆方向への大きな当たりで本領発揮し、「ファウルかなと思ったんですけどね」と平然とした様子で話した。

 新人だった昨季は、オープン戦でブレーク。そのまま開幕4番に抜てきされたが、勢いは続かなかった。5月早々に2軍落ちし、36試合の出場にとどまった。昨秋キャンプも参加できず、今キャンプは2軍でスタートした。だが「自分のやることをやろう」と、悔しさを感じるよりも練習に打ち込んでいる。修正ポイントは左足。自分のタイミングで踏み出すことで「体があまり開かないように」と意識している。「結果は出ましたが、まだまだ。でも、やらないといけないことはできている」と手応えを口にした。

 伊東監督は「この時期はいいんだ」と、昨年のことがあるだけに慎重だった。それでも「状態はいい」と期待で締めた。井上は連日の猛練習にも、体重は114キロを維持。「ちょっと落とした方がいい」と、毎日トマトを食べて絞り込みに努めている。即座の昇格は見送られたが、目指す道は見えている。【古川真弥】