<練習試合:オリックス4-1韓国・KT>◇15日◇宮崎市清武総合運動公園
ごちそうさまでした!
オリックスT-岡田外野手(27)が、2年連続チーム1号弾を放った。4番一塁で先発出場し、右越え弾を含む3打数3安打2打点。昨年の紅白戦(宮古島)に続いて、チームの実戦で一番早い柵越えを披露。前日14日に首脳陣、全選手を招いて食事会を催した宮内義彦オーナー(79)への御礼弾になった。
オーナーへの御礼は、チーム最速のアーチだった。T-岡田が4番一塁で今季初先発。初回1死一、三塁は右前に先制打を運び、3回の第2打席は3ボールからの4球目を右翼スタンドへ。「振りたいボールを打つことができました。甘い球をしっかり振れたことはよかったです」。昨年2月3日の12球団最速弾に続く、貫禄の柵越えだった。
3回表の一塁守備で吉田一からのけん制をそらし、1死二塁へとピンチを広げた。痛恨のミスも、その裏の打席で穴埋めする。7回2死一塁では3本目の安打を中前にはじき返した。
自主トレ中に左肩を痛め、8日に全体練習に合流。12日のフリー打撃で馬原、14日はバリントンから1発を放ったが「まだ下半身を使えていない」と悩みは深かった。この日も「65点くらい…まだまだです。いつもこの時期は打てても、オープン戦で調子が悪くなる。それをなんとかしなければ」と厳しい自己評価。だが見守った人たちを喜ばせる復活弾だ。
前日14日は宮崎市内の宿舎で、宮内オーナー主催の食事会が開かれた。とろけるような宮崎牛、新鮮な刺し身の舟盛りなど地元産のごちそうに首脳陣、全選手が舌鼓を打った。和製大砲の満腹弾を見届けたオーナーは「いいところを見せてくれたね」。2万7800人が詰めかけたキャンプの熱気にも「シーズンに取っておきたい」とご機嫌だった。
試合後は蓄積疲労などによる体調不良でふらつきながら、T-岡田は「課題を1つ1つクリアしていきたい」と特守に臨んだ。10年目のシーズンへ、貪欲になる。【堀まどか】



